体のかゆみ

体のかゆみ診療 | 岡山市のにじいろクリニック

治療のご説明

体のかゆみは「症状」であり、「サイン」でもあります

「何となく体がかゆい」「かきむしってしまうほど強いかゆみがある」といった症状に悩まされていませんか? かゆみは皮膚だけでなく、内臓や血液の異常によって起こることもあります。 かゆみの原因は非常に多岐にわたり、湿疹や乾燥肌のほか、肝臓・腎臓・甲状腺・糖尿病などの全身疾患、ストレス、薬の副作用なども関与します。

放置するとどうなるのか?

かゆみを我慢したり、間違ったケアをしていると、皮膚をかき壊して炎症や感染を起こしたり、日常生活に支障をきたすほど強くなることもあります。また、「ただの乾燥肌だと思っていたら、実は内臓の病気だった」というケースも少なくありません。 「年齢のせいだから」「冬だから仕方ない」と自己判断せず、医師による診察を受けることが大切です。

にじいろクリニックの診療方針

当院では、かゆみを「皮膚症状の一つ」としてではなく、「全身の健康状態を映すサイン」として捉えています。必要に応じて血液検査や内臓機能のチェックを行い、根本原因を見極めたうえで、適切な治療を行います。

こんな症状・お悩みがある方はご相談ください

  • 夜になると全身がかゆくて眠れない
  • 冬場に毎年かゆみに悩まされる
  • 湿疹や発疹がないのにかゆみが続く
  • かゆみと同時に皮膚が赤くなり、乾燥している
  • 糖尿病や肝臓の持病があり、最近かゆみが気になる

主な症状

全身のかゆみ(皮膚に異常がない)

皮膚には目立った湿疹や赤みがないにもかかわらず、強いかゆみを感じるケースでは、内科的な原因(肝臓病、腎臓病、甲状腺異常、糖尿病など)やストレス、自律神経の乱れなどが関与している可能性があります。

乾燥によるかゆみ

高齢者に多く見られる「皮脂欠乏性湿疹」は、皮膚のうるおいが失われることで発症します。特に冬場や暖房使用時に悪化しやすくなります。

部分的なかゆみ(背中・腕・脚など)

特定の部位だけがかゆくなる場合、血行不良、神経性のかゆみ、接触性皮膚炎などが考えられます。かゆみの部位に注目することも重要です。

発疹を伴うかゆみ

じんましん、アトピー性皮膚炎、虫刺され、薬疹などが考えられます。皮膚科との連携が必要な場合もあります。

考えられる原因

乾燥・加齢・皮膚バリアの低下

皮脂や水分量の減少によって皮膚が敏感になり、かゆみを引き起こしやすくなります。

内臓疾患(肝臓・腎臓・糖尿病・甲状腺)

肝機能障害(胆汁うっ滞)、慢性腎不全、糖尿病による皮膚症状、甲状腺機能異常などが、皮膚に目立った症状がないまま全身のかゆみを引き起こすことがあります。

アレルギー反応・じんましん

食品・薬剤・環境要因などによる急性のアレルギー反応として、全身のかゆみを伴うじんましんが起こることもあります。

ストレス・自律神経の乱れ

心理的なストレスは、かゆみを感じやすくするだけでなく、かゆみによってさらにストレスが強まる悪循環に陥ることもあります。

薬の副作用

一部の薬剤がかゆみの副作用として現れる場合があります。薬歴の確認も重要です。

日常生活での注意点

保湿を徹底する

入浴後すぐに保湿剤を塗ることで、乾燥によるかゆみを防ぐことができます。ワセリンや尿素系の保湿剤が有効なこともあります。

強くかかない・こすらない

かゆみがあるときに掻くことで、皮膚が傷つきさらにかゆみが悪化します。冷やす、保湿するなどで対応しましょう。

肌にやさしい衣類・洗剤を選ぶ

化学繊維や香料の強い洗剤は刺激となることがあります。綿素材や無香料タイプの使用をおすすめします。

規則正しい生活とストレス管理

睡眠不足やストレスは自律神経のバランスを乱し、かゆみを悪化させます。休養とリラックスも大切です。

日記をつけて「かゆみのきっかけ」を把握する

どの時間帯・環境・食事後にかゆみが出るかを記録することで、原因の特定に役立ちます。

治療について

症状に応じた薬物療法

  • 抗ヒスタミン薬(かゆみを抑える)
  • 外用薬(ステロイド・保湿剤など)
  • 内科的治療(糖尿病・肝機能障害・甲状腺疾患など)
  • 精神安定剤や漢方薬(ストレス性の場合)
かゆみの原因と全身の状態に応じて、最適な治療法をご提案します。

血液検査・内臓機能のチェック

かゆみの背景にある内科的疾患を見極めるために、肝機能・腎機能・血糖値・甲状腺ホルモン・アレルギー項目などを検査します。

皮膚科との連携

皮膚疾患との関連が疑われる場合は、信頼できる皮膚科医との連携体制を整えております。

生活習慣の指導

乾燥予防やスキンケア、食事・運動・睡眠のバランスを重視したアドバイスも行います。

不安な気持ちに寄り添う診療

原因が不明であったり、検査で異常がないと不安になる方も多くいらっしゃいます。当院ではそのような不安にもしっかりと耳を傾け、信頼関係を大切にした診療を行います。

まとめ|岡山で体のかゆみにお悩みの方は「にじいろクリニック」へ

かゆみは「たかがかゆみ」と思われがちですが、日常生活の質を下げる大きな要因でもあります。背景に病気が隠れていることもあるため、早期の診断・治療が重要です。 岡山市にある「にじいろクリニック」では、内科専門医による丁寧な診察と、原因を見極めたうえでの根本的な治療を行っています。全身の健康と快適な毎日を守るため、ぜひお気軽にご相談ください。

よくあるご質問(Q&A)

Q1:かゆみだけで病院を受診しても大丈夫ですか?
A1:もちろんです。かゆみは重要な体のサインです。原因を見極め、適切な対応を行うためにも、ぜひご相談ください。
Q2:皮膚に異常がないのにかゆいのですが?
A2:内臓疾患や自律神経の乱れ、薬の副作用などが関与している可能性があります。検査で原因を探ることが大切です。
Q3:かゆみは乾燥だけが原因ですか?
A3:乾燥は一因ですが、それ以外にも体の中の異常や環境要因が関係していることも多いです。
Q4:血液検査は保険適用されますか?
A4:医師が必要と判断した場合、かゆみの原因を調べる検査は保険適用されますのでご安心ください。
Q5:薬を飲めばすぐ治りますか?
A5:一時的に改善することはありますが、原因により再発するケースもあります。根本治療と生活改善が重要です。
Q6:かゆみがある場合、お風呂は控えた方がいいですか?
A6:お風呂は基本的に問題ありませんが、熱すぎるお湯・長湯は避け、保湿ケアを必ず行いましょう。