睡眠の悩み診療 | 岡山市のにじいろクリニック
治療のご説明
睡眠の悩みは、心と体からのSOSかもしれません
「布団に入っても目が冴えてしまう」「夜中に何度も目が覚めてしまう」「早朝に目が覚めてしまい、疲れが取れない」――
こうした“不眠”は、誰にでも起こり得るものですが、放置してしまうと日中の集中力や判断力の低下、心身の不調に繋がることも少なくありません。
背景には、ストレス・自律神経の乱れ・ホルモンバランス・睡眠時無呼吸症候群・うつ病・生活習慣病など、さまざまな要因が関係していることがあります。
にじいろクリニックの診療方針
当院では、「夜眠れない」「寝つけない」といった睡眠のお悩みに対して、原因を多角的に評価し、根本的な解決を目指す治療を行っています。
生活習慣の見直しやストレスケア、必要に応じて薬物療法・睡眠検査(SAS検査)・専門医との連携もご提案します。
こんな症状・お悩みがある方はご相談ください
- ベッドに入っても1時間以上寝つけない
- 夜中に何度も目が覚めてしまう
- 朝早く目が覚めてしまい、その後眠れない
- 眠っても疲れが取れない、日中の集中力が落ちている
- 健康診断で高血圧や糖尿病を指摘され、眠りの質が気になっている
主な症状
入眠困難(寝つけない)
布団に入ってもなかなか眠れず、1時間以上寝つけない状態が続く場合は、ストレス・不安・生活リズムの乱れ・交感神経の過活動などが関係している可能性があります。
中途覚醒(夜中に何度も目が覚める)
夜間に何度も目が覚める場合、睡眠の質が低下しているサインです。睡眠時無呼吸症候群(SAS)やうつ病、頻尿などが関係していることもあります。
早朝覚醒(早く目が覚めてしまう)
高齢者に多い傾向ですが、うつ状態やホルモンの変化が原因のこともあります。再入眠ができないと日中の眠気やだるさに繋がります。
熟眠障害(眠った気がしない)
睡眠時間は十分でも、深く眠れない感覚がある方は自律神経の乱れやアルコールの影響、慢性的なストレスが原因のことがあります。
日中の眠気・集中力低下・気分の落ち込み
睡眠障害が続くと、生活の質(QOL)が大きく低下します。うつ病や不安障害の初期サインとなる場合もあります。
考えられる原因
生活習慣の乱れ
- スマホ・PCの長時間使用(ブルーライト)
- 夜更かし・昼寝のしすぎ
- カフェイン・アルコールの摂取タイミング
ストレス・心の不調
- 職場や家庭のストレス
- 不安・緊張・将来への心配事
- うつ病や不安障害などの精神的な不調
身体的要因・疾患
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
- 頻尿・痛み・かゆみ・咳など
- 更年期障害やホルモン異常(甲状腺機能亢進症など)
自律神経の乱れ
交感神経が優位なまま夜を迎えると、リラックスできずに寝つきが悪くなることがあります。季節の変わり目や疲労の蓄積でも乱れがちです。
薬剤・サプリメントの影響
一部の降圧剤・抗うつ薬・ステロイド・市販薬やサプリメントにも睡眠に影響する成分が含まれている場合があります。
日常生活での注意点
毎日の就寝・起床時間を一定に保つ
体内時計を整えることで、自然な眠気が訪れやすくなります。休みの日も生活リズムを崩しすぎないよう心がけましょう。
寝る前のスマホ・PC・テレビは控える
ブルーライトは睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を妨げます。寝る1時間前からはスマホ・PC・テレビは控えるのがおすすめです。
カフェイン・アルコールを見直す
コーヒー・紅茶・栄養ドリンクなどは、午後以降控えるのがよいです。アルコールも眠りを浅くする原因になります。
軽い運動や入浴で体を温める
就寝1〜2時間前のぬるめの入浴や軽いストレッチは、副交感神経の働きを促し、寝つきを良くする効果が期待できます。
日中は太陽の光を浴びる
朝にしっかり光を浴びることで、体内時計がリセットされ、夜の自然な眠気が訪れやすくなります。
治療について
問診・生活習慣の評価
- 就寝・起床時間、スマホの使用、カフェイン・お酒などの生活背景を丁寧にお聞きします。
- ストレスや悩みがないか、心理的な状態も一緒に確認します。
必要な検査
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)簡易検査
- 血液検査(甲状腺ホルモン、貧血、ビタミンなど)
- 心電図・血圧・自律神経評価など
薬物療法(必要時)
- 睡眠導入剤・抗不安薬(短期間に限って使用)
- 体質や年齢に合わせた漢方薬(抑肝散・加味逍遥散など)
- うつや不安が背景にある場合は抗うつ薬・抗不安薬の選択も検討
生活改善・睡眠衛生指導
- 睡眠環境の整備
- 日中の活動バランスの見直し
- ストレスマネジメント(必要時カウンセリング紹介)
他科との連携
- 睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、専門施設での精密検査・CPAP療法導入もご案内します。
まとめ|岡山で「眠れない」「寝つけない」症状にお悩みなら「にじいろクリニック」へ
眠れない・寝つけないという症状は、心と体のバランスが崩れているサインかもしれません。
放っておくと、慢性的な疲労や生活習慣病、心の病気につながることもあります。
岡山市の「にじいろクリニック」では、不眠の原因を丁寧に評価し、患者様一人ひとりに寄り添った治療とアドバイスを行っています。
「眠れなくてつらい」「誰に相談すればいいかわからない」――そんな方は、まず当院へお気軽にご相談ください。
よくあるご質問(Q&A)
- Q1:眠れないのは年齢のせいでしょうか?
- A1:加齢により睡眠の質は変化しますが、その裏に病気やホルモンバランスの異常があることもあります。
- Q2:睡眠薬はずっと飲まないといけなくなりますか?
- A2:当院ではできる限り短期間の使用と、生活改善を並行して行いながら卒薬を目指します。
- Q3:眠れないときにおすすめの漢方薬はありますか?
- A3:はい。体質や症状に応じて抑肝散、加味帰脾湯などを使い分けます。気軽にご相談ください。
- Q4:ストレスが原因のような気がします。相談してもいいですか?
- A4:もちろんです。ストレスや心の不調も睡眠に大きく影響します。安心してご相談ください。
- Q5:寝つきが悪く、夜中も何度も目が覚めます。睡眠時無呼吸症候群ですか?
- A5:その可能性もあります。簡易検査で確認できますので、まずはご相談ください。