鼻水・咳・痰

鼻水・咳・痰の診療 | 岡山市のにじいろクリニック

治療のご説明

鼻汁・咳・痰は、体の「防御反応」です

鼻水(鼻汁)、咳、痰(たん)は、私たちの体がウイルスや細菌などの異物を排除しようとするための防御反応です。多くは風邪やアレルギーなどによるものですが、長引く・強くなる・繰り返すといったケースでは、別の疾患が隠れている可能性もあります。

放置によるリスクとは?

症状が軽いうちは「よくある風邪の一つ」と思われがちですが、咳や痰が長引く場合、気管支炎、肺炎、副鼻腔炎、気管支喘息などの疑いが出てきます。中には、結核やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)など、早期発見が重要な病気も含まれます。 また、咳のしすぎによる疲労・不眠、痰のからみによる息苦しさ、鼻詰まりによる集中力の低下など、日常生活にも大きく影響します。

にじいろクリニックの対応方針

当院では、咳や痰、鼻汁といった「よくある症状」を軽視せず、問診・診察・必要な検査を通して原因を見極めたうえで、個別に最適な治療を提供します。特に「長引く咳」や「何度も再発する鼻炎・副鼻腔炎」には注意深く対応し、安心して日常生活を送れるようサポートいたします。

こんな症状・お悩みがある方はご相談ください

  • 鼻水が止まらず、何日も続いている
  • 咳が夜になるとひどくなる
  • 痰がからんで息苦しい
  • 風邪が治ったはずなのに、咳だけ残っている
  • アレルギーか風邪か、自分では判断がつかない

主な症状

透明な鼻水がずっと続く

風邪やアレルギー性鼻炎、花粉症などが原因で、透明なさらさらした鼻水が出ることがあります。くしゃみや目のかゆみを伴う場合はアレルギー症状の可能性が高いです。

夜中に咳き込んで眠れない

咳は日中より夜間に悪化しやすく、特に横になると気道が刺激されやすくなります。アトピー咳嗽や逆流性食道炎、喘息なども考慮する必要があります。

痰が黄色・緑色になってきた

痰が濁った色になるのは、ウイルスや細菌と戦った白血球が含まれるからです。副鼻腔炎、気管支炎、肺炎などの可能性があり、病状によっては治療が必要なことがあります。

咳が3週間以上続いている

長引く咳は、「遷延性咳嗽」とも呼ばれ、肺結核や慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息・咳喘息・後鼻漏症候群など様々な疾患の可能性があります。

声が枯れる、喉が痛い

声帯に炎症がある場合や、咳のしすぎで声が枯れるケースもあります。喉の痛みが続くようであれば、咽頭炎・喉頭炎の可能性があります。

考えられる原因

ウイルスや細菌の感染

インフルエンザ、コロナ、肺炎球菌感染などで風邪症状がでることがあります。細菌性の場合は抗菌薬の治療が必要となります。

アレルギー性鼻炎・花粉症

季節の変わり目やハウスダスト・ダニによるアレルギーが原因となり、鼻水・くしゃみ・咳などを引き起こします。

副鼻腔炎(蓄膿症)

鼻づまり・濁った鼻水・頬や額の痛みなどが出る病気です。慢性化すると後鼻漏(のどに鼻水が流れる)による咳が続くようになります。

喘息や咳喘息

気道の過敏性が高まることで咳が出やすくなります。夜間や季節の変わり目、運動後に強くなるのが特徴です。

逆流性食道炎

胃酸が食道に逆流することで、咳や痰、喉の違和感を引き起こすことがあります。胸やけを伴うこともあります。

日常生活での注意点

部屋の湿度を保ちましょう

乾燥した空気は気道を刺激しやすく、咳や痰を悪化させます。加湿器の使用や濡れタオルの設置がおすすめです。

こまめに水分を摂る

水分補給は痰を出しやすくするだけでなく、気道の粘膜保護にもつながります。

鼻をかむときはやさしく

強くかみすぎると中耳炎や副鼻腔炎の原因になることがあります。片方ずつ、やさしくかみましょう。

花粉・ホコリ対策を忘れずに

外出時のマスク、空気清浄機の活用、衣類の花粉除去など、アレルゲンの除去は咳や鼻汁の改善に役立ちます。

咳エチケットを大切に

マスクやティッシュで口をおさえるなど、周囲への配慮も忘れずに。職場・学校での感染予防にもつながります。

治療について

薬物療法(内服・吸入など)

症状や原因に応じて、以下のようなお薬を用います。
  • 咳止め薬、痰を出しやすくする去痰薬
  • 抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬、点鼻薬など)
  • 抗菌薬(細菌感染の場合)
  • 吸入ステロイドや気管支拡張薬(喘息や咳喘息の場合)

原因疾患に応じた対応

副鼻腔炎、喘息、逆流性食道炎など、それぞれの原因に応じた治療を行います。当院では適切な診断に基づき、専門的な治療も含めてご提案します。

検査体制の充実

血液検査、レントゲン、アレルギー検査などを通じて、症状の背景を丁寧に探ります。

専門機関との連携

耳鼻科や呼吸器内科が必要と判断された場合は、信頼できる地域の専門機関と連携してご紹介します。

にじいろクリニックが大切にしていること

「ちょっとした風邪」でも、患者様にとっては不安な体調変化。当院では、安心して相談できる雰囲気づくりを大切にし、一人ひとりの症状に寄り添った診療を行っています。

まとめ|岡山で鼻汁・咳・痰にお困りなら「にじいろクリニック」へ

「ただの風邪だと思っていたけど、長引いて不安になってきた」「市販薬で良くならない」と感じたら、お早めにご相談ください。 にじいろクリニックでは、地域密着の内科として、岡山市を中心に幅広い呼吸器症状の診療を行っています。気軽に相談できる雰囲気と、丁寧な診療体制で、あなたの健康をサポートいたします。

よくあるご質問(Q&A)

Q1:咳が長引いていますが風邪でしょうか?
A1:風邪がきっかけでも、咳喘息や後鼻漏など別の病気に移行していることがあります。長引く場合は一度診察を受けましょう。
Q2:痰がからんで苦しいですが受診すべきですか?
A2:黄色や緑の痰が出る場合は何らかの感染症が疑われます。呼吸困難があるときは早めの受診をおすすめします。
Q3:アレルギーか風邪かわかりません
A3:アレルギーはくしゃみや透明な鼻水、目のかゆみを伴うことが多いですが、症状の見極めには医師の診察が必要となります。
Q4:レントゲンや血液検査はできますか?
A4:当院ではレントゲンや血液検査に対応しております。必要に応じて実施いたします。特にアレルギー検査では1滴分の血液で41種類のアレルゲンのスクリーニングが可能な検査機器が当院にあります。約30分で結果が出るので、検査当日に結果を知ることができます。
Q5:市販薬を使ってもいいですか?
A5:一時的に症状を抑えるには有効な場合もありますが、効果が薄い・長引く場合は原因からの治療が必要です。
Q6:子どもと一緒にかかってもいいですか?
A6:はい、ご家族一緒に受診可能です。年齢に応じた丁寧な説明と診療を心がけております。