発疹診療 | 岡山市のにじいろクリニック
治療のご説明
発疹は、身体からの「目に見えるサイン」です
発疹(皮膚に現れる赤みやブツブツ、腫れ、かゆみなど)は、皮膚そのものの異常だけでなく、
感染症、アレルギー、内臓疾患、薬の副作用など、さまざまな原因によって現れます。
軽く見られがちですが、中には命に関わる病気の兆候であることもあり、注意が必要です。
放っておいても大丈夫?
以下のような発疹は、放置することで悪化したり、周囲へ感染を広げてしまう可能性もあります:
- 急に全身に広がる
- 高熱を伴う
- 水ぶくれや膿が出ている
- 呼吸が苦しくなった
- 薬を飲んだあとに出てきた
原因によって治療法は大きく異なるため、「様子を見る」よりも「
まず診てもらう」ことが大切です。
にじいろクリニックの診療方針
当院では、皮膚の状態を見るだけでなく、患者様の全身状態や病歴、服薬内容、生活習慣などを丁寧にお伺いし、発疹の本当の原因を見極めます。必要に応じて
血液検査やアレルギー検査も行い、最適な治療方針をご提案します。
こんな症状・お悩みがある方はご相談ください
- 赤くてかゆい発疹が続いている
- 顔・体・手足などにぶつぶつができた
- 薬を飲んでから皮膚に異常が出た
- 発疹と同時に熱や倦怠感がある
- 発疹が広がったり、繰り返し出てくる
主な症状
赤くてかゆい発疹
アレルギー性の皮膚炎、じんましん、乾燥性湿疹などが考えられます。かき壊すことで悪化しやすいです。
水ぶくれができる
ウイルス性(帯状疱疹、水痘など)や薬疹などが疑われます。破れたり、痛みが強い場合は注意が必要です。
発熱を伴う発疹
感染症(麻疹、風疹、手足口病、溶連菌など)や薬の副作用が原因のことがあります。全身症状の有無が診断の手がかりになります。
かさかさ・粉をふくような発疹
乾燥肌・アトピー性皮膚炎・接触性皮膚炎などが考えられます。慢性化することも多いため、根気よく治療する必要があります。
色素沈着・跡が残る発疹
繰り返す炎症や強くかいたあとの色素沈着が起こることがあります。慢性湿疹やステロイドの長期使用後にみられることもあります。
考えられる原因
アレルギー反応
食べ物、薬剤、化粧品、金属、ダニ・花粉などのアレルゲンが原因となることがあります。繰り返す場合は原因特定が重要です。
感染症(ウイルス・細菌・真菌)
風邪やインフルエンザに伴う発疹、帯状疱疹、手足口病、カンジダ、溶連菌感染などが皮膚に現れることがあります。
薬疹(薬による副作用)
内服薬、点滴、注射などによる皮膚反応です。軽い発疹から命に関わる「スティーブンス・ジョンソン症候群」まで幅があります。
自己免疫疾患・膠原病
全身性エリテマトーデス(SLE)や皮膚筋炎などでは、蝶形紅斑など特徴的な皮膚症状が出ることがあります。
ストレス・自律神経の乱れ
環境の変化、精神的ストレスが引き金となって蕁麻疹や湿疹が出ることも。再発を繰り返すタイプに多いです。
日常生活での注意点
肌を清潔・乾燥させすぎないように
ゴシゴシ洗いすぎたり、アルコール消毒を多用することが肌のバリア機能を壊す原因になります。優しく洗い、保湿を心がけましょう。
強くかかない・こすらない
かゆみが強い場合は冷やす・薬を使用する・爪を短くするなど、かき壊しによる悪化を防ぎましょう。
食事・生活リズムを整える
不規則な生活や栄養バランスの乱れも皮膚トラブルの原因になります。睡眠も皮膚の回復に重要です。
衣類や洗剤にも注意
化学繊維や香料入り洗剤が皮膚に刺激となることも。綿素材や無香料タイプの使用をおすすめします。
ストレスの管理
ストレスを感じると自律神経や免疫が乱れ、皮膚に影響を与えることがあります。リラックスできる時間を意識して作りましょう。
治療について
塗り薬・飲み薬による治療
- 抗ヒスタミン薬(かゆみを抑える)
- 外用ステロイド(炎症を抑える)
- 抗菌薬・抗ウイルス薬(感染症の場合)
- 保湿剤(乾燥性の場合)
- 内服薬(重度の場合や全身性の場合)
症状と原因に応じて、最も適切な治療を選択します。
アレルギー・血液検査による原因検索
原因が明らかでない場合は、血液検査でアレルギー反応や自己免疫異常を調べることがあります。
感染症の隔離や対応
帯状疱疹や手足口病など、周囲に感染する可能性がある疾患の場合、生活上の注意点を丁寧にご説明します。
皮膚科・専門医との連携
膠原病や重症の皮膚疾患など、専門的な評価や治療が必要な場合は、地域の皮膚科専門医へご紹介いたします。
安心感のある丁寧な診療
「原因がわからない」「繰り返して困っている」といった声にもしっかり寄り添い、不安を取り除けるよう努めています。
まとめ|岡山で発疹の診療なら「にじいろクリニック」へ
皮膚に現れる発疹は、見た目だけで判断しにくいものも多く、全身の健康状態やアレルギー・感染症などが関係していることもあります。
岡山市の「にじいろクリニック」では、内科専門医として全身を診る視点から、発疹の原因を的確に見極め、丁寧な診察と説明、的確な治療で患者様をサポートいたします。
「皮膚科か内科か迷っている」「急に発疹が出た」そんなときも、安心してご相談ください。
よくあるご質問(Q&A)
- Q1:発疹が出たのですが、皮膚科と内科どちらを受診すべきですか?
- A1:発疹の原因が内科的な病気や薬の副作用の場合もあるため、まずは内科での評価をおすすめします。
- Q2:感染症かどうか見分けがつきません
- A2:発熱や全身倦怠感を伴う発疹は感染症の可能性があります。当院では血液検査や症状に基づき鑑別診断を行います。
- Q3:発疹があるだけで受診していいですか?
- A3:もちろんです。皮膚の異変は身体からの重要なサインですので、遠慮なくご相談ください。
- Q4:子どもの発疹も診てもらえますか?
- A4:はい、当院ではご家族での受診も歓迎しております。年齢に応じた丁寧な診療を行います。
- Q5:かゆみが強い場合、市販薬で対応できますか?
- A5:一時的には可能ですが、原因に合った治療をしないと悪化することもあります。医療機関での相談をおすすめします。
- Q6:薬で発疹が出た気がします。中止したほうがいいですか?
- A6:自己判断で薬を中止する前に、医師にご相談ください。命に関わる薬疹の可能性もあるため慎重な対応が必要です。