肩こり

肩こり診療 | 岡山市のにじいろクリニック

治療のご説明

肩こりは「ただの疲れ」ではないかもしれません

「肩が重い」「首のあたりがつっぱって痛い」「頭まで痛くなるような感覚がある」―― こうした症状は多くの方が経験しますが、単なる筋肉疲労だけではなく、血流障害・自律神経の乱れ・内臓疾患・神経の圧迫などが原因であることもあります。 肩こりは「生活の質(QOL)」を低下させるだけでなく、頭痛・吐き気・めまい・手のしびれなど全身症状にもつながるため、早めの対応が大切です。

にじいろクリニックの診療方針

当院では、「肩こり=運動不足」では済ませず、生活習慣・姿勢・神経・循環・内臓疾患の可能性まで含めて、総合的に原因を評価します。 血液検査・画像検査・神経学的所見なども踏まえて、一人ひとりに合わせた治療とセルフケア指導を行います。

こんな症状・お悩みがある方はご相談ください

  • デスクワークで肩こりがつらい
  • 湿布やマッサージでも良くならない
  • 肩こりに加えて、頭痛や吐き気がある
  • 肩の痛みと一緒に腕や指がしびれる
  • 健康診断で血圧やコレステロールが高めと言われた

主な症状

肩や首すじのこわばり・張り

肩甲骨周囲の筋肉が緊張し、重だるさや引っ張られるような痛みを伴います。姿勢不良やデスクワークによく見られます。

肩こりからくる頭痛・吐き気

緊張型頭痛」と呼ばれるもので、肩や首の筋肉が固くなることで頭部の血流が悪くなり、頭痛や吐き気を伴うことがあります。

肩こりと一緒に手や腕のしびれ

頸椎症性神経根症や胸郭出口症候群など、神経の圧迫が関係している可能性があります。

肩こりと倦怠感・不眠

自律神経の乱れや更年期障害などが背景にある場合、肩こりだけでなく疲れやすさ・気分の落ち込みを伴います。

片側だけの強いこり・痛み

場合によっては心筋梗塞・胆嚢炎など内臓の病気が関連していることもあり、注意が必要です。

考えられる原因

筋肉疲労・姿勢不良

長時間のPC作業・スマホ操作・猫背などにより、僧帽筋や肩甲挙筋が疲労し、血流が悪化します。

神経圧迫(頸椎症・胸郭出口症候群)

頚椎や鎖骨周囲で神経や血管が圧迫されることで、肩こりとともに手のしびれ・脱力感が出現します。

ストレス・自律神経の乱れ

精神的緊張は筋肉のこわばりや血流低下、自律神経のバランス崩れを招き、慢性的な肩こりの原因に。

高血圧・動脈硬化・糖尿病

血流障害や末梢循環不全により、肩や首の筋肉に十分な血液が届かなくなり、筋肉の疲労・痛みを引き起こします。

内臓の病気や更年期障害

心臓・肝臓・胆のう・胃・婦人科系疾患などが関連して、肩の痛みとして症状が出ることもあります(関連痛)。

日常生活での注意点

正しい姿勢を意識する

長時間の座位では、背筋を伸ばし、首が前に出ないように意識しましょう。腰やひじを支える環境も大切です。

1時間に1回は肩まわしや首のストレッチを

筋肉の緊張を緩和し、血流を促進します。短時間でもこまめに行うことが効果的です。

湯船に浸かって血行を促進する

シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯でゆっくりと筋肉を温めることでリラックスと血流改善が期待できます。

睡眠の質を見直す

枕の高さや寝具が合っていないと、寝ている間に肩や首に負担がかかることがあります。見直してみましょう。

ストレスマネジメントを行う

深呼吸・軽い運動・趣味の時間など、心身のリラックスが肩こりの緩和につながります。

治療について

薬物療法(必要に応じて)

  • 消炎鎮痛薬(内服・外用)
  • 筋弛緩薬(筋肉の緊張をほぐす)
  • トリガーポイント注射(明らかな圧痛点に)
  • ビタミン剤(末梢神経サポート)
  • 自律神経調整薬・漢方薬(体質に応じて)
症状や原因に応じて、必要最小限の投薬を行います。

血液検査・神経学的評価

  • 炎症反応・甲状腺機能・血糖値など
  • 神経所見(しびれ・筋力低下の確認)
  • 必要に応じて画像検査(連携機関にて)

生活習慣の見直し支援

姿勢・運動・ストレス・睡眠・栄養など、多方面からの改善を提案します。

他科との連携(整形外科・心療内科など)

重度の神経圧迫や精神的な要因が強い場合は、信頼できる専門医と連携して診療いたします。

まとめ|岡山で肩こりの診療なら「にじいろクリニック」へ

「肩こりだから…」とあなどらず、つらい症状には原因があります。 日常生活に支障をきたす前に、医療機関での正確な診断と対処を受けることが、根本的な改善への第一歩です。 岡山市の「にじいろクリニック」では、内科的な視点から肩こりの多様な原因を丁寧に見極め、症状に応じた治療とセルフケア支援を行っています。 「どこに相談すればいいかわからない」「慢性的であきらめている」――そんな方こそ、ぜひ一度ご相談ください。

よくあるご質問(Q&A)

Q1:肩こりで内科を受診してもいいのでしょうか?
A1:はい。当院では、内科的原因を含めて総合的に診察を行っています。トリガーポイント注射の対応も可能ですので、まずは気軽にご相談ください。
Q2:肩こりと頭痛が同時に出ます。関連していますか?
A2:はい。緊張型頭痛など、肩こりが原因で頭痛が出るケースは多くあります。
Q3:病院に行くほどではないと思って我慢してきましたが…
A3:慢性化すると治りにくくなる場合があります。早めの対応がおすすめです。
Q4:しびれもあるのですが、神経の病気でしょうか?
A4:頚椎の異常や神経圧迫の可能性があります。必要に応じて画像検査を行い評価します。
Q5:整骨院や整体と内科での治療はどう違いますか?
A5:当院では、内科的・神経学的評価や必要な検査を行い、病的な原因がないかを丁寧に確認します。
Q6:肩こりに効く漢方薬はありますか?
A6:はい。体質や原因に応じて、漢方治療も取り入れております。お気軽にご相談ください。