食欲不振・体重減少診療 | 岡山市のにじいろクリニック
治療のご説明
食欲がない・体重が落ちてきた…放置していませんか?
「最近あまり食べられない」「気づいたら体重が数キロ減っていた」――
こうした“食欲不振”や“体重減少”は、加齢や疲れのせいと軽く見られがちですが、重大な疾患のサインであることもあります。
背景には、消化器疾患・内分泌異常・がん・感染症・心の不調など、多くの原因が関わるため、正確な診断が欠かせません。
にじいろクリニックの診療方針
当院では、問診・診察・各種検査を通じて、患者様の体調・生活背景・精神面も含めた包括的な評価を行い、
原因の特定と必要な治療を丁寧にご提案します。
「年齢のせい」「そのうち戻る」と放置せず、気になるときは早めにご相談ください。
こんな症状・お悩みがある方はご相談ください
- 食事の量が減っている、食べたいと思えない
- 1〜2か月で急に体重が減った
- 食べてもすぐに気持ち悪くなる
- 食欲不振と一緒に疲れやすさを感じる
- 健康診断で体重減少や栄養不足を指摘された
主な症状
1か月で2〜3kg以上の体重減少
急激な体重減少は、がん・甲状腺機能亢進症・糖尿病・うつ病などの可能性を考える必要があります。
食欲がない・すぐお腹いっぱいになる
胃腸の動きが落ちていたり、胃がん・胃潰瘍・慢性胃炎・消化不良症候群などが隠れていることもあります。
倦怠感・疲れやすさ・めまい
栄養不足によって貧血・筋力低下・代謝異常が進んでいる可能性があります。
食欲があるのに体重が減る・汗をかきやすい
甲状腺機能亢進症や糖尿病などの内分泌異常が疑われます。
食欲不振+気分の落ち込み
心因性の食欲低下(うつ病・不安障害など)では、食欲や睡眠の変化を伴います。
考えられる原因
消化器疾患
- 胃潰瘍・胃炎・胃がん・食道炎
- 膵炎・肝炎・胆のう疾患
- 機能性ディスペプシア(FD)など
食後の不快感・膨満感・吐き気などで、食事がとれなくなるケースが多くあります。
内分泌・代謝異常
- 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
- 糖尿病(特に1型や血糖コントロール不良例)など
代謝が過剰に進むことで、食べていても体重が落ちることがあります。
精神的ストレス・うつ病・不安障害
心理的なストレスは、食欲や胃腸の働きに強く影響します。「なんとなく食べたくない」「味を感じない」という訴えもあります。
がん(消化器系・肺・膵臓・血液など)
がんによる代謝異常・炎症・食欲抑制により、体重減少・倦怠感・食欲低下が起こります。中高年では特に注意が必要です。
慢性感染症・結核・リウマチ性疾患など
免疫系の病気や慢性的な炎症によって、体力や食欲が奪われていきます。微熱を伴う場合も。
日常生活での注意点
少量ずつ、回数を分けて食べる
一度にたくさん食べようとせず、少量を数回に分けて摂ることで、胃腸への負担が軽減されます。
やわらかく、消化の良い食事を選ぶ
炊き込みご飯や煮込み料理、スープなど、香りや見た目で食欲を刺激する工夫も有効です。
しっかりと睡眠をとる
体の回復とホルモンバランスの調整のためにも、質の良い睡眠が大切です。寝不足は食欲低下につながります。
気分転換を意識する
散歩・趣味・音楽などで心をリラックスさせることが、食欲回復のきっかけになることもあります。
体重や食事量を記録する
体重の変化や食べたものを記録することで、医師に的確な情報を伝えることができ、早期対応につながります。
治療について
原因に応じた内服治療
- 消化管の炎症を抑える薬
- 胃の運動を助ける薬(消化管運動促進薬)
- 抗うつ薬・抗不安薬(必要に応じて)
- 漢方薬(六君子湯・補中益気湯など)
※体質・原因・持病に合わせて慎重に選択します。
血液・尿検査・栄養評価
- 栄養状態(アルブミン、総蛋白、鉄、ビタミン)
- 炎症マーカー(CRP)・甲状腺機能・血糖値
- 貧血・電解質バランス・腫瘍マーカー(必要に応じて)
画像検査(必要に応じて)
- 腹部エコー(肝胆膵の評価)
- 胸部X線・胃カメラ・CTなど(連携医療機関にて)
生活支援・栄養指導
管理栄養士との連携や、食生活の工夫、再発予防のサポートを行います。
専門医との連携
消化器内科・内分泌科・心療内科・がん専門医など、必要に応じて適切な医療機関にご紹介します。
まとめ|岡山で体重減少・食欲不振にお悩みの方は「にじいろクリニック」へ
「最近ちょっと痩せたかも…」「食事が進まない日が続いている」――
こうした小さな変化が、体のSOSサインであることがあります。
岡山市の「にじいろクリニック」では、内科の専門医が食欲不振・体重減少の背景にある原因を丁寧に評価し、患者様に合った適切な治療と生活改善をご提案いたします。
「なんとなく不調」「検査を受けるのが不安」という方も、どうぞ安心してご相談ください。
よくあるご質問(Q&A)
- Q1:年齢のせいで食欲が落ちているのでしょうか?
- A1:加齢による食欲低下はありますが、内臓疾患やホルモン異常が隠れていることも多いため、医療機関での評価が安心です。
- Q2:1か月で3kg痩せました。病院に行くべきですか?
- A2:はい。短期間での体重減少は重大な疾患のサインのこともありますので、ぜひ一度ご相談ください。
- Q3:うつ病でも体重が減ることがありますか?
- A3:あります。気分の落ち込みや睡眠障害とともに食欲が落ちる方も多く、心のケアも必要です。
- Q4:胃カメラやCTは必ず必要ですか?
- A4:症状や検査結果に応じて、必要な場合のみ連携医療機関にご紹介します。無理に行うことはありませんのでご安心ください。
- Q5:薬で食欲は戻りますか?
- A5:原因によりますが、胃腸の働きを助ける薬や漢方薬、精神的な不調に対する薬で改善するケースも多くあります。
- Q6:食べられないとき、何を摂ればよいですか?
- A6:おかゆ・具だくさんスープ・ゼリー飲料など、少量でも栄養が摂れるものを試してみましょう。無理せず、まずは水分補給を優先してください。