しびれ診療 | 岡山市のにじいろクリニック
治療のご説明
「しびれ」は神経や血流の異常サインかもしれません
「手の指先がジンジンする」「足の裏の感覚が鈍い」「正座の後のようなしびれがとれない」――
こうした“
しびれ”は、体のどこかで神経が圧迫されたり、血流が悪くなったり、内科的な病気が関与しているサインであることがあります。
軽い違和感でも、長く続く、範囲が広がる、左右差がある場合などは、重大な病気の初期症状であることもあるため注意が必要です。
放っておくとどうなる?
「疲れかな?」「寝不足のせい?」と思って様子を見る方も多いですが、放置することで神経のダメージが進行し、回復しにくくなることがあります。
とくに以下のような場合は早めの受診をおすすめします:
- 片側だけしびれる
- 同時に力が入りにくい
- 足裏が床につく感じがない
- しびれがだんだん広がっている
- 糖尿病などの持病がある
にじいろクリニックの診療方針
当院では、「しびれ」の症状を単なる不快感ととらえず、その背後にある
神経・血管・内科的な異常を丁寧に評価します。
血液検査や神経学的診察、必要に応じて
画像検査も含めた原因の特定と適切な治療を提供します。
「何科にかかればいいか分からない」といった初期相談にも対応しています。
こんな症状・お悩みがある方はご相談ください
- 手足の先がしびれて気になる
- 長時間同じ姿勢でいるとジンジンしてくる
- しびれと同時に力が入らない
- 足裏の感覚が鈍く、つまずきやすい
- 糖尿病や甲状腺異常を指摘されたことがある
主な症状
手のしびれ(特に親指~薬指)
手根管症候群など、手首の神経が圧迫されることで生じます。朝起きたときに強く感じることもあります。
足のしびれ(足裏・すね・ふくらはぎ)
腰椎ヘルニアや坐骨神経痛など、腰の神経の圧迫が原因のことが多いです。長時間立ったり座った後に悪化することもあります。
左右非対称のしびれ・脱力を伴う
脳卒中(脳梗塞・脳出血)などの中枢神経の異常が疑われます。すぐに精密検査が必要です。
全身的なしびれ・チクチク感
糖尿病性神経障害やビタミン欠乏症、アルコール多飲による代謝異常が原因のこともあります。
しびれ+痛みや冷感・色の変化
閉塞性動脈硬化症(ASO)などの血流障害が関係していることもあります。歩行困難につながるケースも。
考えられる原因
末梢神経の障害
- 手根管症候群、肘部管症候群
- 坐骨神経痛、腰椎ヘルニア
- 糖尿病性神経障害
- ビタミンB1/B12欠乏(脚気、亜急性連合変性症)
中枢神経の障害
- 脳梗塞・脳出血・脳腫瘍
- 脊髄疾患(脊柱管狭窄症など)
- 多発性硬化症などの神経難病
血流障害
内科的・代謝的原因
- 糖尿病
- 慢性腎不全
- 甲状腺機能異常
- アルコール多飲
- 薬剤性(抗がん剤など)
ストレス・自律神経失調
心理的ストレスによる自律神経の乱れで、体の一部がしびれる感覚が出ることもあります。特に更年期以降の女性に多く見られます。
日常生活での注意点
同じ姿勢を長時間続けない
デスクワークやスマホ使用での腕・首の圧迫を避け、定期的にストレッチを行いましょう。
体を冷やさない
冷えにより血流が悪化すると、神経への栄養供給も低下します。首・手首・足首の保温が効果的です。
食事のバランスを整える
神経の働きに必要なビタミンB群やたんぱく質、鉄分を意識した食事を心がけましょう。
アルコールの摂りすぎに注意
アルコール性神経障害は気づきにくく、慢性的なしびれの原因になることがあります。
日常の症状を記録する
しびれの部位、出る時間帯、左右差などをメモしておくと、診察時の参考になります。
治療について
薬物療法(原因に応じて)
- ビタミンB1・B12製剤(神経修復)
- 血流改善薬・末梢循環改善薬
- 神経障害性疼痛治療薬(プレガバリン等)
- 抗炎症薬・筋弛緩薬(整形的な要因が強い場合)
- 必要時、糖尿病や甲状腺疾患の内科治療も併行
血液検査・神経学的診察
- 血糖・HbA1c・腎機能・甲状腺機能
- ビタミン・電解質バランス
- 筋力・感覚・腱反射などの神経学的評価
画像検査(連携機関で実施)
- MRI(脳・脊髄)
- 頸椎・腰椎レントゲン
- 血管エコー(血流評価)
- 神経伝導検査(専門医紹介)
生活改善・セルフケア支援
姿勢・運動・食生活・ストレス管理などを含め、再発予防を目指したアドバイスも行います。
必要時には専門医へ紹介
神経内科・整形外科・脳外科・リハビリ科など、連携医療機関への紹介もスムーズに対応可能です。
まとめ|岡山で「しびれ」のご相談なら「にじいろクリニック」へ
「しびれ」は一見軽い症状に見えても、神経・血流・代謝の異常を知らせる大切な体のサインです。
自己判断で放置せず、早めに専門的な評価を受けることが、回復と再発予防の第一歩になります。
岡山市の「にじいろクリニック」では、内科的な視点から原因を見極め、患者様一人ひとりに合った治療をご提案しています。
「何科にかかればよいかわからない」「しびれが気になるけど検査は怖い」――そんな不安も、まずはお気軽にご相談ください。
よくあるご質問(Q&A)
- Q1:しびれがあっても痛くないのですが、受診すべきですか?
- A1:はい。痛みがなくても神経障害や循環障害が進行している可能性がありますので、早めの受診が大切です。
- Q2:一時的なしびれは様子を見ても大丈夫ですか?
- A2:短時間で完全に回復するしびれは問題ないこともありますが、繰り返す・範囲が広がる場合は受診をおすすめします。
- Q3:何科を受診すればいいか迷っています。
- A3:内科でまずは全身の状態を確認し、必要に応じて整形外科や脳神経内科などにご紹介いたします。
- Q4:しびれがストレスで起こることもありますか?
- A4:あります。自律神経の乱れや心因性のしびれも見られます。しっかりお話を伺った上で判断いたします。
- Q5:糖尿病と関係があるしびれとは?
- A5:糖尿病性末梢神経障害と呼ばれ、特に足の裏のしびれ・痛み・感覚鈍麻が特徴的です。血糖管理が重要です。
- Q6:薬を飲み続ける必要はありますか?
- A6:原因に応じて薬は必要最小限に調整いたします。再発予防や生活改善も併せてご提案しますのでご安心ください。