尿の症状診療 | 岡山市のにじいろクリニック
治療のご説明
尿に関する症状は、体からのサインです
「トイレが近い」「急に尿意がきて間に合わない」「健康診断でたんぱく尿や血尿を指摘された」――
こうした尿の異常は、腎臓や膀胱の病気、内分泌や神経の異常、感染症などが関係している可能性があり、見逃してはいけない体のサインです。
特に、自覚症状が少ないたんぱく尿や血尿は、放置してしまうと腎機能の低下や慢性腎臓病(CKD)につながる恐れもあるため、早期の検査と対応が重要です。
にじいろクリニックの診療方針
当院では、尿の異常に対して、問診・尿検査・血液検査・超音波などを組み合わせて丁寧に評価し、
腎臓・膀胱・前立腺・ホルモン・神経・生活習慣病など幅広い視点から原因を探ります。
そのうえで、必要な治療や生活習慣の改善、専門医療機関との連携をご提案いたします。
こんな症状・お悩みがある方はご相談ください
- トイレが近くて外出が不安
- 急に尿意がきて我慢できないことがある
- 健康診断でたんぱく尿・血尿を指摘された
- 夜間何度もトイレに起きてしまう
- 血糖や血圧が高く、腎機能の異常が気になっている
主な症状
頻尿(昼間・夜間のトイレ回数が多い)
1日8回以上の排尿や、夜中に何度もトイレに起きる場合は、過活動膀胱・前立腺肥大・糖尿病・心不全などの可能性があります。
たんぱく尿(尿にタンパク質が出ている)
健康診断で最も多く指摘される異常のひとつで、腎臓のろ過機能が低下している可能性があります。自覚症状はほとんどありません。
血尿(目で見える・見えない血液)
「見た目に赤い尿」だけでなく、「尿検査で潜血反応が陽性」と言われた場合も含まれます。膀胱炎・腎炎・結石・腫瘍など多くの病気が関与します。
尿意切迫感(突然強い尿意が起こる)
「トイレまで間に合わない」「急に我慢できなくなる」など、過活動膀胱や神経性膀胱の可能性があります。
考えられる原因
過活動膀胱・神経因性膀胱
膀胱が敏感になり、少量でも強い尿意を感じてしまう状態です。加齢・脳血管障害・脊髄疾患・糖尿病などが原因になることがあります。
慢性腎臓病(CKD)
たんぱく尿又は血尿が長く続く場合、腎炎や糖尿病性腎症など、腎臓の機能低下が進行している可能性があります。
尿路感染症(膀胱炎・腎盂腎炎)
女性に多く、排尿時痛・頻尿・血尿・発熱などを伴います。治療が遅れると腎臓まで感染が広がることもあります。
前立腺肥大症(男性に多い)
尿が出にくい・すっきりしない・残尿感があるなど、男性特有の排尿トラブルに関係します。中高年男性に多く見られます。
尿路結石・膀胱腫瘍など
血尿が出る原因として、結石・腫瘍・外傷なども鑑別が必要です。画像検査での評価が重要となります。
日常生活での注意点
水分をしっかり摂る(ただし過剰はNG)
脱水は尿が濃くなり、膀胱を刺激します。適度な水分補給(1日1.5〜2L程度)を心がけましょう。
カフェインやアルコールを控える
利尿作用があるため、頻尿や尿意切迫感が強い方は控えめにしましょう。
排尿記録をつけてみる
「いつ・どれくらいの量・どんな症状だったか」を記録することで、医師の診断に役立ちます。
下半身の冷え対策を
冷えは膀胱を刺激し、頻尿の原因になります。腹巻やひざ掛け、足湯などで温めることも効果的です。
運動と生活習慣の改善
肥満・糖尿病・高血圧は腎機能低下の原因になります。ウォーキング・減塩・野菜中心の食事などを意識しましょう。
治療について
尿検査・血液検査
- 尿たんぱく・潜血・白血球・糖などのスクリーニング
- 腎機能(クレアチニン・eGFR)や電解質の評価
- 血糖・HbA1c・コレステロール・炎症反応など
画像検査(必要に応じて)
- 腹部エコー(腎臓・膀胱・前立腺の状態を確認)
- CT・膀胱鏡(他院紹介にて実施)
薬物療法
- 抗菌薬(尿路感染症)
- 抗コリン薬・β3作動薬(過活動膀胱)
- 利尿薬・降圧薬の見直し(腎疾患の進行予防)
- 血糖や脂質異常の管理(糖尿病性腎症対策)
生活習慣改善支援
- 食事指導(減塩・たんぱく制限)
- 運動アドバイス
- 排尿コントロールトレーニング(膀胱訓練)など
必要に応じた専門医連携
泌尿器科・腎臓内科との連携により、早期診断・合併症予防を重視した診療を行います。
まとめ|岡山で頻尿・たんぱく尿・血尿の診療なら「にじいろクリニック」へ
尿に関する症状は、「よくあること」と思われがちですが、命にかかわる病気の初期サインであることもあります。
特に、血尿やたんぱく尿は自覚症状がなくても進行することがあるため、早めの対応が重要です。
岡山市の「にじいろクリニック」では、内科専門医が総合的な視点で原因を見極め、安心・納得のいく治療を提供しています。
「ちょっと気になる」「検査だけでもしてみたい」そんな時こそ、お気軽にご相談ください。
よくあるご質問(Q&A)
- Q1:たんぱく尿があると腎臓の病気でしょうか?
- A1:たんぱく尿は腎臓のろ過機能の低下を示すサインです。一度の異常でなく、継続的に出ているかどうかを評価します。
- Q2:血尿が出ました。すぐ病院に行くべきですか?
- A2:肉眼で見える血尿は要注意です。尿路結石・膀胱炎・腫瘍などの可能性がありますので、早めの受診をおすすめします。
- Q3:頻尿は年齢のせいですか?
- A3:年齢に伴う変化もありますが、膀胱や前立腺の病気、糖尿病や心不全などが隠れていることもあります。
- Q4:尿検査で再検査になったのですが、放っておいて大丈夫ですか?
- A4:いいえ、再検査を勧められた場合は原因を調べておくことが将来の腎機能低下の予防につながります。
- Q5:突然の尿意が強くて困ります。治療できますか?
- A5:過活動膀胱の可能性が高く、薬や行動療法で改善が見込めます。日常生活に支障があれば、ぜひご相談ください。
- Q6:女性でも泌尿器の相談をして大丈夫ですか?
- A6:もちろんです。女性の膀胱炎・過活動膀胱・更年期の影響など、内科でも対応可能です。ご希望があれば専門の医療機関への紹介も対応します。