「昨日の夜から急にお腹を下してしまって……」「下痢以外は元気だけど、保育園に行かせていいのかな?」と、朝の忙しい時間に頭を悩ませるお父様・お母様も多いのではないでしょうか。保育園や幼稚園では、季節を問わずお腹の風邪(感染性胃腸炎)が流行することがあります。大切なお子様の体調はもちろん、仕事との調整もあり、登園のタイミングは本当に難しい問題ですよね。今回は、そんな保護者の皆様の不安を解消できるよう、受診の目安や登園判断のポイントを詳しくお伝えします。
1. 岡山でも流行中?「お腹の風邪」の正体と長引く下痢の理由
最近、当院(にじいろクリニック)でも「吐き気は治まったけれど、下痢だけがずっと続いている」というご相談をよくいただきます。胃腸炎の原因は、ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスといったウイルス性が大半です。
下痢が長引くのは、体がウイルスを外に追い出そうとしている防衛反応でもありますが、一度傷ついた腸の粘膜が回復するまでには、どうしても数日から1週間程度の時間がかかってしまいます。特に小さなお子様は消化機能が未発達なため、大人が思うよりも「しつこい」と感じるかもしれません。岡山市南区は公園も多く、お子様同士の接触機会が多いため、集団生活の中ではどうしても移りやすい傾向にあります。「いつもの風邪より長いな」と感じても、焦らずにお腹を休ませてあげることが回復への近道です。
2. 「これって脱水?」すぐに受診が必要なサインを見極める
下痢が続くと心配なのが脱水症状です。特に赤ちゃんや幼児は、体内の水分調整が上手くいかず、短時間でぐったりしてしまうことがあります。以下のサインがある場合は、無理をせず早めに相談してください。
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おしっこの回数が極端に少ない(半日以上出ていない)
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泣いても涙が出ない、口の中がカラカラに乾いている
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目が落ち込んでいる、または頭の柔らかい部分(大泉門)が凹んでいる
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下痢に血が混じっている(血便)
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水分を摂ってもすぐに吐いてしまい、全く受け付けない
これらに当てはまらなくても、「なんとなく元気がなくて顔色が悪い」「いつもと違う」という直感はとても大切です。岡山市南区にお住まいの皆様が、夜間や休日に不安な夜を過ごさなくて済むよう、気になる兆候があれば診療時間内にいつでも足を運んでくださいね。
3. 保育園・幼稚園はいつから?「登園許可」の目安を知っておこう
保護者の皆様が一番悩まれるのが「いつから登園していいのか」という基準です。一般的な目安としては、**「下痢の回数が減り、普段通りの食事が摂れるようになっていること」**が挙げられます。
具体的には、以下の3つのポイントをクリアしているかチェックしてみましょう。
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下痢が1日1〜2回程度に落ち着き、形状が固まってきている
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食欲が戻り、嘔吐の心配が全くない
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活気があり、機嫌よく過ごせている
たとえ下痢が完全に止まっていなくても、本人が元気で食事が摂れていれば登園可能なケースも多いです。ただし、園によっては独自の「下痢が○回以下」という基準を設けている場合もありますので、事前に園の規定を確認しておくとスムーズです。また、ウイルスは症状が治まった後もしばらく便の中に排出されるため、おむつ替えの後の手洗いはいつも以上に丁寧に行うよう意識してください。
4. お家でできるケア:お腹にやさしい水分補給と食事の工夫
下痢のときは、無理に食べさせるよりも「こまめな水分補給」が最優先です。一度にたくさん飲むと吐いてしまうことがあるため、スプーン1杯やペットボトルのキャップ1杯分を5〜10分おきに与えるのがコツです。
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水分の選び方: 経口補水液(OS-1など)や、子ども用のイオン飲料が理想的です。リンゴジュースや乳酸菌飲料は、糖分が高く下痢を悪化させることがあるので注意しましょう。
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食事の進め方: 食欲が出てきたら、煮込みうどん、お粥、白身魚、豆腐など、脂質の少ない消化の良いものからスタートします。「にゅうめん」なども岡山ではおなじみのメニューで、お腹に優しくおすすめです。
お腹が冷えると腸の動きが活発になりすぎるため、腹巻をしたり、飲み物を常温にしたりして、体の中からも外からも冷やさない工夫をしてあげてくださいね。
5. 「おむつかぶれ」の二次被害を防ぐ!お尻ケアのポイント
下痢が続くと、何度も拭くことでお尻が赤く腫れてしまう「おむつかぶれ」に悩まされるお子様も多いです。痛がって泣いてしまうと、お父様やお母様も胸が痛みますよね。
お尻が赤くなってきたら、ゴシゴシ拭くのは厳禁です。できればシャワーでさっと流してあげるか、ぬるま湯を浸したコットンで押さえるようにして汚れを落としてあげましょう。洗浄後は、水分をしっかり拭き取って(あるいは乾かして)から、ワセリンなどの保護クリームを厚めに塗ってバリアを作ってあげると、便の刺激から肌を守ることができます。
当院ではおむつかぶれのお薬も処方しておりますので、「お尻が真っ赤でかわいそう……」というときは、下痢の相談と一緒に遠慮なくお申し付けください。
まとめ
子どもの下痢は、回復までに時間がかかることが多く、見守る保護者の方も体力的・精神的に疲れが出てしまうものです。特に岡山市南区の共働き世帯の皆様にとって、登園判断は毎朝の大きな関門ですよね。
「これくらいで病院に行ってもいいのかな?」と迷う必要はありません。少しでも不安があるとき、判断に迷うときは、ぜひ「にじいろクリニック」へご相談ください。地域のかかりつけ医として、お子様の笑顔とご家族の安心をサポートいたします。

