月別アーカイブ: 2025年4月

ゴールデンウィーク休診のおしらせ

ゴールデンウィーク休診のおしらせ
発熱外来の改修工事のため、4/27(日)~5/6(火)まで内科・小児科とも休診とさせていただきます。
5/7(水)より、通常通り診療いたします。

長期の休診となり患者様にはご迷惑をおかけしますが、より良い診療をご提供するため、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。

今年のゴールデンウイークは、長い方で11連休になるといわれていますね。
元気に過ごせることが一番なのですが、休日や夜間にお子さんの体調不良で困った際に、相談ができたり、受診ができたりする場所をご案内します。

★小児救急電話相談 #8000(全国共通)
 岡山県小児救急医療電話相談:086-801-0018(固定電話)
母子手帳などにも掲載されていますが、病院が休診になる時間帯に発熱やけいれんが起きた時など相談したいときに医療従事者の方が対応してくれる相談窓口です。
自宅でできる対応方法や病院受診のタイミングなどを教えてくださいます。

★休日・夜間診療所
 内科・小児科・歯科の急病に対応している診療所で、開設している時間や曜日は各科で違うため市のホームページで要確認です。
休日夜間診療のご案内

★内科系在宅当番医
 市の広報や新聞にも掲載されている、地域の医療機関が当番制で日曜・祝日、年末年始に開院しています。基本的には内科の診療を中心としているため、小児科の患者さまは年齢や症状によっては診療が難しい場合があります。
在宅当番医制度

食物負荷試験について

今日は当クリニックで行っている『食物負荷試験』についてお話します。当クリニックの院長である竹本医師はアレルギー専門医でもあります。
アレルギー専門医が居るクリニックだからこそ、入院施設を持たなくても外来で食物負荷試験を行うことができます。
食物負荷試験とは、アレルギーの疑いのある食物を実際に摂取して、アレルギー症状が出るかどうかを診る検査です。また、そのお子さまにとって自宅でも継続して安全に摂取できる量を知ることもできます。自宅で疑いのある食物を摂取させることに不安のある保護者の方は多いのではないでしょうか。
クリニックでは常時、医師、看護師など医療スタッフが在中していますので不安な時はすぐに相談や診察を受けていただけるだけでなく、アレルギー症状への対応もすぐに行う事ができるというメリットがあります。自宅で摂取させることに不安を持ったままで、何年も原因と思われる食物を除去し続けており、お子さま自身ももう何年も摂取していない食物は食感や味を受け付けず、アレルギーかどうかを判断できず、摂取することができないケースもあります。お子さまの豊かな食生活のために、もし悩まれている保護者の方やお子さまがいらっしゃいましたら、一度、ご相談にいらしてください。アナフィラキシーなど重症なアレルギー反応が起きた食物の負荷試験などは、当クリニックではなく近隣の入院施設を持つ総合病院へご紹介をさせていただくこともできます。
食物負荷試験は、基本的にお電話のご予約は受け付けておりません。
受診をしていただき既往歴など基本的な患者さま情報のほか、食物アレルギーと思われる症状が出た際の状況や症状、その時の対応方法などをお伺いし、医師と相談の上、食物負荷試験の適応かどうか、原因食物が複数種類ある場合はどの食物を優先して負荷試験を行うかなどを決めていきます。
日程は平日の月・水~金の午前中となります。当クリニックでは、長期休みを利用して負荷試験を受けられるご家族も多いです。
また体調不良があるときは検査を受けていただく事が出来ません(喘息や湿疹の悪化時、アレルギー性鼻炎の症状が強い時、1週間以内に発熱があった時など)。
負荷する食物は、保護者の方に調理方法などをご説明いたしますので、負荷試験当日にご準備とご持参のうえ、ご来院をお願いいたします。
負荷試験は摂取してから2時間は院内で症状の出現の有無を観察させていただきますので、お時間に余裕があり、また負荷試験後も激しい運動を避け、自宅でゆっくり過ごせるよう日を選定していただく事をお勧めしております。
その他の持ち物や注意点、また内服や吸入を中止して頂くお薬について、診察の際に用紙を用いて医師から説明をさせていただきます。
食物負荷試験については当クリニックのホームページにも掲載しておりますのでご覧ください。



4月より、毎日内科診療をおこなっております!

2025年4月より内科常勤医師として、今井佑輔医師(一般内科)が着任し、毎日内科診療をおこなっております。
今井医師の担当は月曜日から金曜日(火曜日は午前のみ)となります。
土曜日は引き続き、非常勤医師の中西医師及び高橋医師が担当いたします。

内科順番予約について
当院では、受付ボード、窓口、インターネット・電話で受付を行っています。

★受付ボード
(窓口が開くまでの時間受付ボードを出します)
8:00~8:45
13:45~14:15

★窓口
8:45~12:30
14:15~18:00

★電話・ネット(アイチケット)
9:15~12:00
14:45~17:30

院内感染対策として発熱及び呼吸器症状のある方を、「特別診察室」で一般の患者様とは入口、空間、導線を分けて診察致します。
発熱や呼吸器症状がみられない患者様は通常通り院内で診療させていただきます。

クラゲと納豆アレルギーについて

今日は少し特殊な食物アレルギーについてです。

今回は、クラゲと納豆に関する特殊な食物アレルギーの紹介をします️。

▷▷ 納豆アレルギーは食物アレルギーには珍しく、接触から症状が出るまでに時間がかかる「遅発性」の経過をたどる。
そのため、原因となる食品がわかりにくく、何回もアレルギー症状を繰り返す傾向がある。

▷▷ 納豆アレルギーの原因物質は大豆や納豆菌ではなく、発酵してできる独特のネバネバ成分に含まれる。
  
▷▷ネバネバ成分に含まれるのが、ポリガンマグルタミン酸 (PGA)という成分。
通常の食物アレルギーは、原因食物を食べてから30分〜2時間ほどでアレルギー症状が起こりやすいが、PGAは消化に時間がかかるため、納豆でのアレルギーは遅れて症状が出現する。

▷▷夏はマリンスポーツが楽しい季節ですが、この時期に海で遭遇する可能性があるのが「クラゲ」。海でクラゲに刺されてしまう恐れは誰にでもあり、クラゲが毒針を刺し込む時にPGAが体内で作り出される。

▷▷サーファーなどマリンスポーツを頻回にする方などで何度もクラゲに刺されたりするうちにPGAに対する抗体が体の中に作られ、納豆を食べた時にPGAと同じ成分のネバネバに反応してアレルギーが発症するとされる。
※一度クラゲに刺されたら、その後は納豆が食べられなくなるのではない。

これまでは全く症状が出現していなかった方も、突然、アレルギー症状が出現することがあります。もし、呼吸ができにくくなるなど命に関わるような症状があれば、すぐに救急車を呼んで対応をしてください。
皮膚の発疹などで時間経過とともに改善してくる症状であれば慌てず、病院を受診し診察を受けて、相談をしてみてください。
食物アレルギー

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