アデノウイルス検査キット・薬剤不足について

アデノウイルスの流行が続いています。
当院でも発熱・胃腸炎・目の充血・目ヤニなどの症状を訴えて来院される患者様が多く、検査をすると陽性になられる患者様が多い状況です。
しかしながら、全国的に流行している影響もあり新たな迅速検査キットの納入が未定の状態が続いております。現在は、診察所見と保護者の方と適宜ご相談をさせていただきながら必要な方に検査をさせていただいておりますが、今後在庫がなくなる可能性が高いです。
その場合は、臨床診断(症状と周囲の感染状況などをふまえ予測的に診断する)はできますが、迅速検査キットを使用しての確定診断はできません。

また咳止めなどの医薬品の不足している状況です。新型コロナウイルスが5類以降になり、新型コロナの蔓延だけでなく、季節外れのインフルエンザやアデノウイルス、RSウイルスなど様々な咳を伴うウイルス感染症の流行が確認されています。
そのため、全国的に咳止めに対する需要が高まってきており、相対的に咳止め薬の供給が追い付かなくなっております。
当院でもご希望される薬の形態で処方することができない場合もあります。
夜間に咳で睡眠がとれない、咳き込んで嘔吐を誘発してしまうなどの弊害が起こっている患者さまには咳止めを処方させていただくこともあります。しかしながら、咳も体を守る一つの反応であり、無理にとめずに痰切りなどの薬剤を使いながら、いらないものを体外へ出していき治癒を促すという当院の竹本院長の方針のもと、処方をお一人おひとりに合わせてさせていただいております。
皆様の症状にあわせた最善の診療をいたしますので、ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。